ウールが気持ちいい8つの鍵

1.冬暖かく、夏は涼しい

1本の繊維がくるくる縮れています。 クリンプと呼ばれるこの縮れのおかげで、ウール製品は、約60%もの空気を含んでいるのです。乾いた空気は、断 熱性のもっとも高い物質。だから、ウールの衣服を着ていると、冬は暖かく、夏は涼しく過ごすことができます。

2.ムレたり、ジメジメせずさわやか。

表面は水をはじくけれど、内部は湿気をたっぷり吸いとる・・・ ウールは、そんな不思議な性質をもっています。ウールの吸湿力は、標準状態で綿の約2倍、ポリエステルの約40倍。だから、ウールの衣服や寝具なら、汗をかいてもムレたりジメジメしたりせず、梅雨時のむし暑さも,サラッとさわやかに過ごせます。 蒸れないから快適。

3.汗冷えしない、健康的。

繊維は、湿気を吸着すると「吸着熱」と呼ばれる熱を発生します。その発熱量は繊維によってさまざまですが、ウールはほかの繊維に比べるとバツグンの吸着熱を生みだしてくれる繊維。ウールの吸着熱の大きさは、たとえば冬山で遭難したとき、「肌着にウールを着用しているかどうかで生死がわかれる」といわれるほど。 だから、ウールの肌着を着ていると、汗をかいたとき吸収してくれるだけでなく、熱を発生して汗冷えしません。

4.汚れにくく、クリーン。

ウールの表面は、とても撥水性の高い物質でおおわれています。だから、汗などの湿気は繊維内部に吸収するけれど、雨などの水滴は表面ではじいてよせつけません。 また、泥などの水溶性の汚れは、繊維表面で水分をはじくので、内部まで滲み込みません。ウールは汚れにくく、しかも汚れが落ちやすいクリーンな繊維といえるでしょう。 さらに、ウールは静電気が起きにくいので、チリやホコリもよせつけません。

5.燃えにくく安全。

ウールって、意外と燃えにくいこと、ご存じですか?もちろん強い火にさらされている間は燃えつづけますが、火源を取り除くと、ごくわずかの間くすぶるだけで自然に消火します。 また、合繊のように熱によって溶解しないので、火傷や延焼の危険も少なくなります。燃えても煙の発生が少なく、有毒ガスがほとんどでないことも安心。 だから、ウールはもっとも安全の求められる航空機の内部などにも使われています。

6.生まれながらの抗菌・消臭機能。

人間や動物の皮膚は、ウイルスや細菌などが侵入してくると、それを無害で無毒なものにする免疫機能をもっています。ウールとは、もともと羊の皮膚が変形して生まれたもの。 最近の研究によって、ウールにも、羊の生命を守るための免疫機能が備わっていることがわかってきました。 生まれながらにして細菌に対する抗菌機能や消臭機能をもっている天然繊維=ウール。 直接肌に触れるラグにぴったりの素材といえそうですね。

7.地球環境にやさしい繊維。

地球環境の保護が問題となって久しい現代。 もはや、ダイオキシンが発生するようなもの、環境ホルモンを含んだ製品、自然の生態系を乱す原因となるような物づくりは許されないでしょう。 ウールは、もちろん生粋の自然素材。 19種類のアミノ酸配列を基本としたタンパク質でできています。だから、廃棄されると、土壌中の微生物によって完全に生分解され、土に還ります。

8.お部屋の空気をきれいにする。

いま、新建材や家具などから発散される有害化学物質が問題になっています。とりわけ発ガン性のあるホルムアルデヒドの被害は深刻。そこで、お部屋のなかにウールの登場です。 ウールには、これらの化学物質を吸着し、無害なものにする働きがあることが実証されました。 化学物質をしっかり吸着して、空気を浄化。 しかも、一度吸着したら、科学的に結びついて外部に放出しない・・・だから、お部屋にウールのカーペットを敷くことは、天然の空気清浄器を備えることと同じになるのですね。