ラグの種類を写真と解説で紹介します。ご覧になりたい項目をボックスの中からお選びください。
ギャッベとは、ペルシャ語で目が粗くて毛足の長い絨毯を指し、ギャベとも呼ばれます。遊牧民の手織り絨毯の略称で、もともとは、山岳地帯を移動する彼らの生活の中で羊の毛をザックリと織ってふかふかに仕上げ、ベッド等に使用する目的で作られました。近年、注目を浴びて、様々なバリエーションのギャッベが作られるようになり、著しく品質が向上しています。今、注目のラグです。
キリムは産地によって、ダリー・ケリムなどと呼ばれており、遊牧民が自分たちの生活用具として作った織物です。パイルがない、平織り(フラット製法)で作られる事が特徴で、平織りではあるものの手触りや模様の質はパイルがあるカーペットと同等の品質を保ち、色使いが鮮やかで分かりやすいことが特徴です。
キリムは織り方に加え、その横糸に特徴があります。横糸の数が多いため、縦糸が表面に殆ど現れません。また違う色を織り込む際に、横糸が交わらないように折り返すのが特徴で、これにより色の境目では溝ができ、キリムの特徴の一つとなっています。
シャギーは、もじゃもじゃ・毛深いと言う意味で、毛足の長いラグ・カーペットのことを指します。パイル(表面の毛房)の糸が太めで、よりをかけた、毛足の長さ25mm以上にカットされています。ふんわり柔らかい手触りと表情豊かなパイルで、温かいお部屋を演出します。